制作ブログ-こちらではガイアの制作スタッフが日々感じていることや好きなモノ・コト・ヒトなどを紹介していきます。

その1 光りのふくを織りに〜LAから森へ〜

into.
ヘイ!ウエイッ!ウエイッ!ウエイッ!

唐突ですが、みなさんは、数人の屈強なガテン系アメリカ人に、「ちょ、ちょっと!待って!!」って一斉に叫ばれたことはありますか?それも、真剣になにかに見蕩れている時に。Σ(゜д゜lll)何に見蕩れていたかというと、地球上で一番デカイ生命体、メタセコイヤにです。巨木に見蕩れながら、私の心は時空を超え遥か1万8千年前の原始の森をオオカミと一緒に旅していました。「今夜は、ジャイアント・メタセコイヤの森にお世話になろうか?」とオオカミ。「うん、そうだね」と私。「ちょっとその前にご飯食べてきてもいいかな」とオオカミ。「もちろん」と私。「でもなんかさっきからコールタールのにおいがするね」とオオカミ。うん、なにかあったかくてやわらかいものを踏んでる気がする。。。hey!the Weight!と、5人のほっぺの赤いアメリカ人。。。ふあーびっくりした!!あぶなく「時の亡者」になってしまうところだったではないですか!原田知世と仲里依紗に遭ってしまうところであった。それと未来人の高柳良一。5人っていうのがまたthe Bandみたいで良いです。
カリフォルニアのアスファルトは、あったかくてやわらかくて、甘いメイプルの匂いがしました。まるでホットケーキじゃないか?そう、アメリカはホットケーキそのものでした。

行って参りました。セコイヤ国立公園&ヨセミテ国立公園経由、ロス・アンジェルス〜サンフランシスコ 森とビートの旅。2010.10.10〜10.18。
申し遅れました。ガイアプロモーション・カリフォルニア支部オン・ザ・ロード課 starving hysterical naked係の尾美としのりこと、デザイナーの沖野です。
ちょっと長いかもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。去年の夏は暑くて長かった…。そして、胸が痛かった…。胃もね。
まずはガイアのみなさんにお礼を言わなければ。どうもありがとう。一人で森の中へ逃げてしまって申し訳なかったです。特にグループのみなさんには、ご迷惑をおかけしました。みなさんのおかげで素晴らしい休日をスゴすことができました。私がリス、ウサギ、シカ、クマ、アメリカの最良の精神達と出会っている間に、私の分も仕事をさせてしまって本当に申し訳なかったです。みんなと一緒に真っすぐなフリーウエイを森までぶっ飛ばしたかったな〜。
では、私の「カリフォルニア・コネクション」きいていただきます。または、「サンタモニカの青い風」あるいは、「野宿カリフォルニア」。。。
映画やら小説やらマンガやらのシーンや歌の歌詞やらをたまにペタっと貼ったり剥がしたりしますがあまり気にしないでください。あとで注釈を付けますので、興味がある方はどうぞ。それと参考文献も。

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ロス・アンジェルス郊外の住宅地。ま〜たりしています。


その1の1
★ボーーin the U.S.A.〜1日目
7月からズーっと忙しくて、家に帰れても本当に頭がボーっとしてしまっているので予習ができず、本屋さんにも資料を買いに行けなくて、かろうじて飛行機のチケットをネットで買う事ぐらいしかできませんでした。なので、レンタカーなどの予約もせず、LAへ飛んだのです。何年も何十年も前の知識だけで対処するしかありませんでした。
ジャッキー・チェンが師匠でウィル・スミスの息子が弟子のカンフー映画を何回もボーッと見ながら、太平洋の上を飛んで行きました。結構宇宙に近かったんじゃないかと思います。ふわふわ浮いていましたし。地平線がまあるくて、雲も渦巻いていましたし。「地球か、なにもかもみななつかすい…。」ラ、ラ、ラ〜真っ赤なスカーフ〜!!やばいのか、シぬるのか?おれは?星座の本屋さんにいけるのかい?ミルキーウェイ?
こんなに頭がボーっとしてしまったのは、初めてだったので、きっともう日本には戻れないのかもしれない。ちょっと尋常でない、これは…。と本気で思ったりしました。いや、むしろもう帰りたくなかったのでしょう。近所の本屋さんにも行けないような毎日。夜中に冷蔵庫の青白い光りをのぞき込んではボーっとするような毎日 。小人はやかんに乗っていってしまったし。ブラスバンドは僕の上を通り過ぎて、夕暮れの鳥のようにお家へ帰っていってしまった。はぁ最後に本屋さんに行きたかったな。。。あそこの棚の谷川俊太郎のインタビュー集の自筆サイン本と柳家喬太郎の食べ歩きの本と星野道夫のリニューアル本、買いたかったな…。って、地上よりも宇宙に近いところで変な後悔。そして、あっちでちゃんと運転できるのかなってちょっと前向きに心配したりして…。

今回の目的は、1、サンフランシスコの友達と会う。彼のバンドとセッションする。2、シティライツブックストアで立ち読みする。3、ベイカーズフィールドとバークレイで「路上」を読む。4、メタセコイヤの巨木の森で眠る。5、ヨセミテ渓谷でオリオン座を見る。6、ジョン・ミューア・トレイルをちょびっと 歩いてみる。7、クマと一緒にハチミツをおなかいっぱい食べる。8、そして、クマに食べられる。9、芝生のスプリンクラーをながめながらデッキにすわってコーヒーを飲む。ひょこひょこ。のナイン・ストーリーズでした。
本当は、LAには行くつもりはなかったのですが、なんと!チケットを間違えて買ってしまったのです…。ふは!それほど頭がボーっとしてたのですね…。その他にもここでは書けないような出来事がたくさんあったので。。。そりゃブラックベアも食べてくれません。そんなボーとした脳みそなんか…。ショーン・ペン監督の『into the wild』の最後の方でデッカイグリズリーベアーが主人公のすぐ脇を通り過ぎていくシーンがありますが、まさにそんな感じ。ボーっとしちゃって。。。

と、始まりました「アメリカ珍遊記」ですが、ボーっとした頭がアメリカ大陸の治癒力とアメリカの最良の精神によって再生するというストーリーです。実はこれ、去年の年末、雪の舞い降る寒い日に書きました。
世間様とのタイミングが合わず、そうこうするうちに大震災で完全にお蔵入りかと思っていたのですが、こうして世に出る事となりました。(ウェブスタッフの皆さん、ありがとう)。
たくさん書いてしまったので何回かに分けて掲載されるようです。
では、よろしくお願いいたします。

☆付録☆
オキペディア百科事典。ぬぉ〜!ぬぉ〜!
☆光りのふくを織りに:アメリカ先住民、テワ・プエブロ族のうたの一節。金関寿夫著「魔法としての言葉ーアメリカインディアンの口承詩」というアメリカ先住民の口承詩をあつめた素晴らしい本の中からの抜粋。ゲーリー・スナイダーいわく「口承伝統の詩学は、決して単純、素朴とはかぎらない。複雑きわまる言語形態、多種 多様な構文、統語法、文法上の歪曲、変形、意図的な懐古趣味、そしてあらゆる種類の隠された言語などを持つらしい。〜中訳〜アメリカ・インディアンの詩の中には、非常にモダーンな、しかも微妙に表現された、政治的でも精神的でもあるメッセージが含まれている。」とな。現在も過去も未来も、ここに、ある。
☆ジャイアント・メタセコイヤ:セコイア国立公園の「ジェネラル・シャーマン」は、高さ=83.8m、体積=1486.6立方m、樹齢(推定)=2,000〜3,000年。高さでは、レッドウッド国立公園のビックツリー(92.6m)より低いが、体積は世界一。キングスキャニオン国立公園の「ジェネラル・グラント」は、高さ=81.5m、体積= 1343立方m、樹齢(推定)=2,000年。「ジェネラル・グラント」周辺の方が良い気で満ちていました。〜山火事によって堆積物が焼けて地面がでてきます。そして、その熱で「ぼっくり」が開き、種が地面に落ち、はじめて発芽する。らしい。すごいシステム。
☆the Weight:The Bandのアルバム「Music From Big Pink」の5曲目。「Take a load off Fanny, take a load for free;Take a load off Fanny, And you can put the load right on me.」えっとWeightとwaitをかけてます…。
★原田知世と仲里依紗:いわずもがなの「時をかける少女」。妄想は罪か?その際に罰はあるのか?もしかして、今、私、罰ゲーム中ですか?ですよね?あ、また妄想。あ、また罰?すでに私は「時の亡者」かもしれない。
★高柳良一:未来人。最近みないな〜。
★the Band:世界一最高のロックバンド。5人のうち4人はカナダ人。アメリカへの憧れ、愛情、異邦人としての客観的な視点。ギタリストでリーダーのロビー・ロバートソンの偏執狂的な音楽への愛は、アメリカのロック音楽を発展させた。「The Weight」って曲が超有名。解散ライヴはマーティン・スコセッシ監督の「ラストワルツ」として撮影された。今すぐ見て。DVD。そのライヴで、シティライツブックストアのオーナー、ローレンス・ファーリンゲッティがポエトリーリーディングしてる。白髭の方。
☆ホットケーキ:君はぼくにとって100パーセントのホットケーキなんだ。【同】夏の日のカルピス。
☆オン・ザ・ロード:「路上」すべての大切なことは路の上で起こる。
☆starving hysterical naked:アレン・ギンズバーグ「HOWL」の一節。
★尾美としのり:大林宣彦監督の分身。「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼ」を見てない人は今すぐ見てほしいです。たまりませんから。
☆カリフォルニア・コネクション:水谷豊のドラマ「熱中時代・刑事編」の主題歌。水谷豊は、勢い余って共演者のアメリカ娘ミッキーと結婚する。僕も勢い余ってアメリカ娘と結婚するつもりだったのだけど頭がボーっとしていたのでそれどころではなかったっす。はい、消えた〜。
☆サンタモニカの青い風:パイオニアのコンポのキャッチコピーだったような気が…。
☆野宿カリフォルニア:【対比と思っていたが、同義。歌詞を読めばわかる】「ホテル・カリフォルニア」
☆ボーーin the U.S.A.:【しゃれ】ブルース・スプリングスティーン「Born in the U.S.A」の
☆頭がボーっと:頭蓋骨と脳の間に乳白色のゼラチン状の膜ができているような感じ、厚さ12mmくらいの。とにかく現実味がないというか、あんまりものが考えられなくなってました。今考えると無理にでもアメリカにいってよかったと思っています。みなさんカムサハムニダ。そういえば、「ESTA」はネットで簡単に手続きできます。国際免許は立川の免許センターで3千円くらい支払って30分でできますよ。
☆飛行機:子供の頃から良く乗っている。けっこう好き。最近では、乗るたびにドイツの曇った空を思い出す。
★ジャッキー・チェン:アクションも全部自分でこなす。子供の頃からリスペクトしている。チャウ・シンチー監督で一作、お願いします!
★ウィル・スミスの息子:ジェイデン・スミス。「ベストキッド」の彼は、かなり本格的にクンフーしてる。
☆カンフー映画:「ベストキッド」のこと。ウェンウェン・ハン演じる息子のガールフレンドが超かわいい。
☆地平線:オデコを思い出し泣く。オデコや〜い。オデコ…。オデコ…。
☆地球か、なにもかもみななつかすい…。:銭形警部と沖田艦長の声は一緒の人だ。10/10は沖田艦長の命日。
☆真っ赤なスカーフ:あの娘がふっていた真っ赤なスカーフ。誰のためでもいいじゃないか、みんなその気でいればいい。ロマンのかけらが欲しいのさ…。
☆星座の本屋さん:立川でいえばオリオン書房か。好きです!オ・リ・オ・ン!
☆冷蔵庫の青白い光り:冷蔵庫を開けっぱで、ぼーっとしてしまうのはなぜだろう?エコじゃないですよ〜って小人にいわれそうです。
☆小人はやかんに乗って〜:小人には小人の世界が。君には君の世界があるっていうのかい?
☆ブラスバンド:管楽器達と一緒にスタジオに入るといい気分。
☆夕暮れの鳥のように:荒井由美「私のフランソワーズ」の一節。
★谷川俊太郎:巨大な流れ星。キラキラどころではない。
★柳家喬太郎:古典、新作問わず良い。今でているCDの中では、「落語の大学」が入っているのがおすすめ。生でみて欲しい落語家ナンバーワン。
★星野道夫:写真家。著書多数。とにかく写真を見てくださいな。「最後に意味をもつのは、結果でなく、過ごしてしまったかけがえのないその時間である」と。ええ。「何も生みだすことのない、ただ流れていく時を 、大切にしたい。あわただしい、人間の日々の営みと平行して、もうひとつの時間が流れていることを、いつも心のどこかで感じていたい」はい。「僕たち人間は生きている時間の短かさをもっと考えるべきだ」と常々おっしゃっておりました。夢見がちな私の心は彼の写真や文章にふれるたびに揺れ動かされるのです。クマは今頃穴の中で寝ているのかな?
http://www.michio-hoshino.com/

☆後悔:海より深く反省しても、先に立たず。時をかけるしかないのでしょうか…。後悔は脳にいいって茂木が言ってた。
☆サンフランシスコの友達:グレイトフルデッドのコンサートで知り合ったアメリカ女性と結婚。イカス。
☆シティライツブックストア:サンフランシスコ・ノースビーチの本屋さん。ビートの巣窟。
☆ベイカーズフィールド:サングラスをわすれるな!
☆バークレイ:ビートの巣。アメリカの最良の精神達の集う所。
☆オリオン座:見すぎると流れ星がぴゅーん飛んできてハートに風穴が開く。M78星雲か…。帰りたい…。
☆ジョン・ミューア・トレイル:アメリカの長距離自然歩道。カリフォルニア州内を、ヨセミテ峡谷(ヨセミテ国立公園)からマウント・ホイットニーまで、340キロメートルにわたって縦走する。トレイルの大部分はパシフィック・クレスト・トレイルの一部になっている。アメリカにおける「自然保護の父」と呼ばれるナチュラリスト、ジョン・ミューアにちなんで命名されている。(ネット調べ)日本では、加藤則芳さん、土屋智哉さんの著書や昨今の山森ブームで知名度が鰻登り。是非!歩いてみて!
☆クマと一緒にハチミツ:God is Poor Bear
☆ナイン・ストーリーズ:僕の心の中の忘れな盆の上には、サリンジャーとデビィッド・ホックニーと校庭のスプリンクラーと大滝詠一のナイアガラと江川卓の耳がセットになっている。「たかが江川、されど江川」。
★ブラックベア:グリズリーベアーとの差異でいうと、胸にはっきりとした白い斑点が見られることがグリズリーベアーには無い特徴。さらに身体的な違いとして、鼻筋が真っ直ぐ(ローマン・ノーズ)で比較的とがっていること、鼻先のすぐ上から鼻面周りにかけて色が薄くなっているのが目立つことが挙げられる。またその体長は140〜180cm、体重 40〜270kgとグリズリーベアーに比べ少し小柄、同じ雑食性哺乳類とは言えブラックベアーの方がより草食を好む。(ネット調べ)アメリカ先住民のごとく、白人の入植によって隅に追いやられた。
★ショーン・ペン:アメリカの俳優、映画監督。残念ながら『into the wild』しか見たことないが、きっと他の作品もいいんだろなぁ。俳優としては、「アイ・アム・サム」とか「21グラム」とか「ミルク」とか。ウマ過ぎ。いい俳優だ。自分の映画には出演しない。
☆『into the wild』:真面目なインテリ青年の旅の果てには、孤独な死が待っていた。裕福な家庭に生まれ、物質的に恵まれた環境で育ったクリスは大学を優秀な成績で卒業する。 両親はハーバードに進学することを望んだが、金で物ばかりを与える親に嫌気が差したクリスは学資預金を寄付し、 身分証を切捨て、この世界の真理を求めアラスカへと旅に出る。旅路の中で様々な人と触れ合い、本当の幸せとは何かを知る。原作は、ジョン・クラカワー「荒野へ」。原作は、アラスカの荒野でしんだ一人の青年を追ったノンフィクションです。映画もよかったけど、こちらも胸がぎゅーってなります。


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ロス・アンジェルス郊外。ホライゾン。追えば逃げてく。